新築マンションの内覧会では(島根県/歌手/73歳/男性)

僕は島根県に住む73歳の歌手です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションの内覧会へ行った場合、まず一番最初にするべきなのは、あらかじめ受け取っている図面通りに作られているかどうかの確認です。床の寸法はもちろんのこと、壁の高さや梁の出っ張りの位置などを全て図面と照らし合わせつつ確認する必要があります。もし図面と食い違いが生じていた場合には、我慢できる程度の食い違いなのか、それとも多大な不利益を被ってしまうような食い違いなのかを判断する必要があります。とりあえず図面通りに作られていることが確認できた場合には、建物としての完成度の高さのチェックに移ります。簡単に言うと、床が水平を保っているのか、また、壁が床に垂直に建っているのかなどを調べます。そのためには、曲尺やビー玉、水平器などを持参しておくと便利です。


床に置いたビー玉が転がるような場合でも、勾配が1000分の3以内の場合は、一般的に許容範囲内であるとされています。しかし、ビー玉が勢い良く転がるような場合には、それ以上の角度で床が傾いている可能性がありますので、期日を決めて傾斜角度を調べて報告してもらう必要があります。床に勾配がついていると、家具を置いた際に隙間が生じてしまうことがありますし、非常に不安定です。日本は地震大国ですので、家具の設置が不安定になっているととても危険です。もちろん、建具の立て付けも悪くなりますので、押し入れやクローゼットの扉がきちんと閉まらないなどということも起こってきます。また、水平ではない空間で生活していると、体調に異変をきたしてしまう可能性がありますので、念入りにチェックする必要があります。