私は石川県に住む66歳のアートディレクターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一大決心をして購入したマンション。その現物を初めて確認できるのが内覧会です。内覧会後に行われる書類へのサインをもって、売主から買主への引き渡しの完了となります。ここで注意しておきたいのが、この書類へサインをした後に不備不具合が見つかっても、売主に責任を問うことが難しいと言われている点です。内覧時に契約と異なる点があれば、その時に確認をすることで、後々のトラブルを回避することも出来るのです。そう言った面でも、内覧会は実に重要な意味を持ち、しっかりと準備をしてから臨むのが良いとされています。内覧会は、物件引き渡しの1か月~数週間前に行われるのが一般的と言われています。待ちに待った現物の確認だからと言って浮足立つことのないよう、実施前に十分に準備をしておきましょう。
内覧時に押さえておきたいポイントはたくさんありますが、まずは玄関ドアやベランダ、和室があれば襖などの建てつけをチェックすることです。擦れたり開けにくい等の違和感を覚えたら、確認する必要があります。床や壁などの擦り傷、クロスの汚れなど、見落としがちな所にも目を光らせるようにしましょう。カーテンレールの歪みや床の傾きなどにも注意が必要です。また、水回りの仕上がりや排水がスムーズに行われるかなども見ておかないと、入居後に不具合に気付くことになってしまいます。有ってはいけない例ですが、実際に内覧時に水漏れが確認されたり、ダクトの配管の欠損が発見されるケースも報告されているのです。ネット上でも内覧時のチェック項目として参考に出来るサイトもあるので、事前に確認し、後悔することの無いように準備をしておくことが、快適な新生活への第一歩と言えるでしょう。