私は北海道に住む40歳の機関士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築分譲マンションで頭金ゼロをピーアールして売り出しているものがあります。価格帯は3千万円以下であって、70平米に満たない広さのファミリータイプがほとんどです。高額物件にはそのようなものは見られません。これは、貯蓄のない若い人であっても全額が住宅ローンで賄えるというものです。分譲業者は銀行などの金融機関と提携しており、一定の水準以上の年収があって勤務先が安定した企業であれば、審査が通るようになっています。要するに自己資金なしでマンションを購入できるのです。登記費用や火災保険料だけは自分で出さなくてはなりませんが、中にはそのような諸費用も一定の金額を限度に住宅ローンに含めて借りられるものもあります。
家賃の負担額と同じ程度の返済負担で自分のマンションが手に入れられることがポイントです。通常は頭金としての自己資金が1割から2割程度は必要になるのですが、それが不要であれば、確かに家賃を支払い続けるよりも借入をして自分のマンションを手に入れる方が得策です。このような頭金ゼロの住宅ローンは以前より減ってきましたが、今でも残っています。銀行としては信頼できる分譲業者と提携することによって、担保の面がしっかり保全されていることを前提に融資をしています。金利優遇などは原則として利用できませんので、金利はやや高めになりますが、年間の返済元利金が税込年収の35パーセント以内になるようであれば借入が可能になります。