僕は埼玉県に住む58歳の校務員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
中古マンションは、築年数や立地、周辺環境、部屋の状態、階数、方位等によって価格が変化しますが、この中で最も大きな判断基準となるのは築年数です。中古マンションは、築10年までの物件なら1年毎に1.5%、築10年から20年の物件なら1年毎に2%、築20年以上の物件なら1年毎に2.5%、価格が下落していく傾向があります。また、専有面積の坪単価で見ると1年毎に4万円下落します。これは、一般的な20坪の物件なら毎年80万円下落していくということです。また、一般的には都心よりも郊外の方が下落率が高くなります。これは、一戸建てほどではありませんが価格には地価も影響するので、地価の下がり難い都心の方が下落率が低くなる傾向があるからです。
中古マンションの購入を考えている人は、できるだけ新しい物件を望む傾向が強いです。実際に売れているのは築6年から10年くらいの物件が多いです。しかし、築10年以上の物件でも状態のいい物件はたくさんありますし、上記のように価格が大分下落しているのでお求めやすくなっています。それに、管理がきちんとされていた物件でであれば、それほど大規模なリフォームをしなくても新築と同じような状態にすることもできます。また、価格が下がった分購入価格が同じなら、より立地条件がいい所に住むことができます。以上のことを考えると、場合によっては築10年以上の物件の方が優れている面もあります。中古マンションを購入するときは、あまり築年数にこだわらず、選択肢を広げて考えることが大切です。