私は岐阜県に住む26歳の投資家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションにしても一戸建てにしても建物には耐用年数があります。これは、その建物が実用的に使える年数であり、それを超えると大規模な修繕や、設備配管などの交換を行う必要があります。特に築年数が古すぎる建物は、メンテナンス性を考慮していないものも多く、修繕には思わぬお金が掛かる場合があります。ヨーロッパなどでは、ひとつの建物を末永く使う文化が根付いており、また建物にとって致命的な被害をもたらす地震などが少ないこともあり、100年以上の建築物が今も現役で使われていますが、日本では、おおむね50年程度は持つとして長くても60年、早ければ30年程度で立て替えられてしまいます。これは、建物の耐久性もさることながら、鉄筋コンクリートの建物の法定耐用年数が、かつては60年、現在では47年となっていることも影響しています。
しかし、法定耐用年数が建物の寿命というわけではなくメンテナンスをしっかりと行っている建物であれば、長く持たせることができます。そのためマンションを買うときは管理を買えといわれるほど、メンテナンスが重要となっています。一方で、中古マンションを購入するときに注意すべきなのが、耐震性です。地震の多い日本では、ほぼすべての建物が地震でダメージを受けます。そのため法律で耐震基準が設けられているわけですが、このうち1981年に改正された新耐震基準に適合したものがより安全とされます。その上でメンテナンスがしっかりとなされているマンションであれば、築30年以上の中古マンションであっても、安全にかつ快適に暮らすことができます。