地震対策がなされているマンション(秋田県/自衛官/57歳/男性)

僕は秋田県に住む57歳の自衛官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


地震大国の日本では、これから首都直下型地震や東海、東南海、南海での大地震が今後30年の間に高い確率で発生すると予測されています。よって、近年建てられたマンションは特に対策がしっかりされており、マンションの購入を考えている人は、どのような対策がされているのか関心が高い人が数多くいるでしょう。マンションは耐震構造や免震構造、制震構造がとられており、どれも地震に強い構造ですが、強い揺れに対して違った手法で倒壊を防ぐように設計されています。各々の構造にはメリットとデメリットがあるので、特にこれからマンションの購入を考えている人にとっては、それらの構造の特徴を十分に理解して、個人個人も備えることが重要です。


耐震構造は、柱や梁が太くて頑丈につくられていることで、倒壊しないように設計された構造ですが、振動がそのまま建物に伝わってしまうので、建物にヒビが入ってしまったり、建物内部にある家具や設備、配管が倒れる又は破損する危険が高いです。よって、家具の下敷きにならないように、備え付けかしっかり固定された家具にしたほうがよいでしょう。免震構造は、建物の基礎の部分にあるゴムで揺れを軽減する構造で、耐震構造に比べて揺れが抑えられるので、建物へのダメージも少なく、家具の転倒のリスクも減ります。ただし、地盤弱いところでは、効果が発揮されない可能性もあります。制震構造は、エネルギーを吸収するダンパーを設置することで揺れを少なくした構造です。しかし、家具の転倒や設備の破損の危険があり、やはり家具の転倒防止対策は十分にしておいた方が良いでしょう。