地震に対するマンションの新耐震基準(大阪府/自衛官/72歳/男性)

僕は大阪府に住む72歳の自衛官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


東日本大震災以降、大小の余震が続いています。1981年以降に建てられたマンションでは、基本的に震度7程度では倒壊せず、震度5程度の地震では損傷を生じないといわれる「新耐震基準」をクリアしています。まず、お住まいのマンションの建設時期を確認してみましょう。もし1981年以前に建てられた場合には、「耐震診断」を早急に受けてください。結果を見て強度が足りない場合には、補強工事を行うなどの対策が必要になります。また、1981年以降に建てられたものでも、きちんと施行されていない、いわゆる欠陥マンションでは倒壊する可能性があります。やはり、今一度お住まいのマンションの「耐震診断」を受けることをおすすめします。


天井に限らず、基礎の部分、梁や柱などコンクリートの主要な躯体部分に亀裂が入っている場合、いわゆる欠陥マンションの可能性があります。コンクリート部分の亀裂に関しては、単なる収縮亀裂の場合もあります。小さい亀裂を見つけたら、補修を行い様子を観察しましょう。そして、再度亀裂が生じたら、欠陥の可能性が疑われます。「新耐震基準」では、震度5程度なら損傷を生じないとなっていますが、それはつまり、震度6ならば損傷する可能性があるということになります。倒壊はしない前提なので命は助かると思いますが、大きく揺れて、家具が倒れてきて怪我をしたりすることは十分に考えられます。日頃から災害に対する心構えや準備は必要であるということ忘れないで下さい。