私は熊本県に住む26歳の公共政策コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
最新マンションには免震装置や制震装置が設置されようになり、地震の多い日本でも安心してマンション生活を過ごせるよう設計されています。耐震構造には柱や梁、壁といった建物を支える部分が頑丈に作られ、地震が発生しても崩れたり倒れたりしないような構造になっていて、現在の耐震基準では震度6~7程度レベルでも耐えられることになっています。免震構造は地盤と建物との間に免震装置を設置して、揺れが建物にそのまま伝わらないようにしています。代表的な装置として積層ゴムがあり、激しい揺れをゆったりとした揺れに変換します。一方制震構造は、揺れをいったん建物が受け止め制震装置によって素早く鎮める仕組みになっており、最近はダンパーで揺れを吸収する方式が多くなっています。
地震発生の際に建物のダメージが最も小さいのが免震構造になります。耐震構造に比べ揺れの強さを減少させるので、揺れの速さが穏やかになり建物や人に危害が及びにくいとされています。制震構造は60mを超える超高層の建物でも効果を発揮しやすいのが特徴です。また免震装置をつけた高層マンションは高層階でもいっそうゆっくり揺れるようになるので安心度が高まるメリットがあります。コスト面でも免震マンションでは建物の柱や梁を大きくしないで済むので、階数が高いほど耐震構造との建築費は縮まり、むしろ逆転して安くなるケースもあります。それに加え、万が一地震による建物被害が出ても損傷が小さくて済み、補修費用が安くなる利点があります。