僕は北海道に住む75歳の経営者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

分譲マンションでは、売りに出される際に内覧会がおこなわれます。その内覧会で、内装や設備などを実際に目で見たり手で触れたりしながらチェックして、その上で購入を決めることができるわけです。内覧会がおこなわれる前に、価格は既に発表されています。そしてその値段で購入しようと検討している人が、内覧会に参加するのです。ところが内覧会でチェックした時に、想像していた物件とは違っていたり、事前の説明とは異なる部分があったり、目立つ汚れや傷などがあったりする場合もあります。そのような場合は、購入予定をキャンセルすることも可能です。つまり内覧会は、売る側にしてみれば、買ってもらえるかどうかの瀬戸際というわけです。そのため値引き交渉をしやすいと言えます。

キャンセルになってしまえば、売る側は再び購入希望者を募り、物件説明や内覧会をおこなわなければならず、多くの手間や時間をかけることになります。そのまま物件が売れ残ってしまう可能性もあります。そのため内覧会でのキャンセルを回避するために、値引き交渉に応じてくれる可能性が高いのです。したがって買う側は、内覧会では隅々までしっかりチェックをすることが肝心です。壁のクロスがはがれかかっていないかどうか、床のきしみがないかどうか、設備はしっかり機能しているかどうか、細かく確認するのです。全く問題がなければ、快適な生活が約束される優良な分譲マンションだと言えます。もしもどこか気になる点があれば、それを使って値引き交渉をすると、予定よりも安く購入できる可能性が出てきます。