私は徳島県に住む67歳の救急隊員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンション購入時、それは一個人にとって人生の一大イベントであろう。何故ここで筆者が「一大イベント」と称したかは、その購入にかかる金額を考えれば一目瞭然であろう(一掴みの大富豪は除く)。マンションを購入するにあたって、人は長い時間をかけ、自身の現在のライフステージ、未来の目指すべきポジション、家族構成等熟考し、あとは一家のお財布と相談し、購入を決める。その価格は平均的なサラリーマン一家においては年収の何倍の買い物となる。そんな買い物だからこそ、誰であれ、少しでも安く買いたい、と思うのが本心であろう(しつこくて恐縮であるが、「金は捨てるほどある」という一握りの大富豪は除く)。その場合、購入者として求めることが必須なのが「引きの行為である。
筆者の経験からするに、正直、マンションなどの不動産を定価で購入した人物は滅多にいない。やむなく定価購入した人物も、何度も値引き交渉をした結果、どうにも売り主側が折れずに仕方なく定価で購入、という結果になったらしい(ただ、その場合にもモデルルームで使用した家具をタダでもらったらしいが)。ただ、勿論「値引き」の話は、売り主側から切り出すことはめったにないであろう。買主側から切り出さねばならないのだ。この値引き交渉を切り出酢という行為、これが日本人の性格上、苦手なことなのである。プライドが邪魔するのか、スマートじゃなくかっこ悪い行為と潜在的に認識しているのか、売り主である不動産会社を目の前についもじもじしてしまう、というのが良く見る光景である。ただ、こういった場合、「言ったもん勝ち」なのである。要は、頑張りどころなのである。