中古マンション購入なら耐用年数をチェック(茨城県/宮大工/41歳/女性)

私は茨城県に住む41歳の宮大工です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入するとき、新築ならば当初はあまり考えないことですが、中古で購入する場合は耐用年数を気にする必要があります。建物も、設備も、内装も、年数がたてば古くなり修理や交換、メンテナンスが必要になります。中古マンションを購入するということは、それだけいろいろなものの耐用年数がすでに短くなっていることになります。購入時の費用だけではなく、遠くない将来にやってくる修理や交換の費用も考えておく必要があるのです。購入してから入居するまでに、古さの気になるところをリフォームしておけば、その後の大きな出費が抑えられることになります。住宅ローンと一緒にリフォームローンも組めば、手間も省けます。リフォーム済の物件を購入するのもよいでしょう。


減価償却を計算する上で、「法定耐用年数」というものが設備や建物の種類ごとに定められています。しかし、居住用ならば、それほど荒っぽい使い方をしなければ法定耐用年数よりは長持ちすることが多いのです。例えば、ガス給湯設備なら15年と定められていますが、15年たったらすぐダメになるというものではありません。しかし、もし築17年の中古マンションのガス給湯設備が一度も交換されていないのであれば、いつ故障してもおかしくはありません。このような場合は、入居前に交換するのが無難でしょう。また、交換の費用が発生するから、と値引き交渉にも使えるかもしれません。一方、5年前に交換済み、ということであればあと数年はそのまま使えると判断できます。この場合でも、次の交換時期は意識して費用の捻出を考慮しておく必要があります。