僕は熊本県に住む62歳の振付師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの耐用年数は一般的に60年と言われていましたが、実際のところは構造や住み始めてからのメンテナンスや修繕などの内容によっても変わってきます。一番影響が大きいと考えられることは、建物を支える鉄筋やコンクリートといった構造に関わる部分です。コンクリートにヒビなどが入ってしまえば鉄筋が錆びる可能性が高くなります。反対にコンクリートで厚く覆っていれば錆びつく可能性も低くなり、より頑丈な状態で長く居住することができます。仮にヒビが入ってしまってもメンテナンス対応が早ければ鉄筋を守ることができます。メンテナンスが遅れれば隙間から水分が侵入し、鉄を早く浸食してしまいます。このように構造とメンテナンスの両方が影響してきます。
コンクリートの質も大きく関わってきます。コンクリートにもヒビが入りやすいものと、そうでないものとがあります。コンクリートも建物を支えている重要な要素です。ヒビが入れば当然、耐久性が弱まります。例えば地震などでヒビが大きく入ってしまうケースでは構造と経過年数、地盤などの要因も絡んできます。しかし特に地震などがなかったとしても、コンクリートの水分割合によってヒビも入るのです。これは水分が年数と共に抜けてゆくことでコンクリートが収縮して起こる現象です。水分量が少なければ収縮も小さくなるためヒビも小さくなるのです。このように建物によって状況は異なってきます。一般的には30年から40年で建て替えらえることが多くなっているようです。