僕は新潟県に住む52歳の樹医です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入した当初は、目の前が駐車場だったのに、後から高層マンションが建ったというケースも時々あります。隣接する場所にそのような計画がないかも、マンションの選び方の大事なポイントです。目の前が広い駐車場だったり、人の出入りがなさそうな古いビルだったりすると、建物が新しく建つ計画がある場合も考えられます。あるいは都市計画道路の拡張や、すぐそばに生活環境にマイナスの施設の建設計画があることもないとはいえません。仮にそのような計画があれば、パンフレットやチラシになくても、重要事項説明書に必ず記載されているので、事前に確認することが大切です。ちなみに重要事項説明書とは、買い主に渡される、物件について重要なことが書かれた書類です。
マンションの建設地と、その周辺の用途地域を確認することで、おおよその状況を掴むことができます。地域ごとに住居系、商業系、工業系に区分がされています。そして、その中でさらに細かく12地域に分かれています。そして建築しても大丈夫な建物の種類が、それらの地域によって細かく決まっています。用途地域については、チラシや図面集の建築概要に記載されています。そして役所に行けば、その周辺の用途地域の地図も閲覧することができます。また最近は都心においても、条例によって建物の高さに制限を設けている地域があります。基本的には、条例施行前に建築確認が下りて、建築されているマンションは、条例の規制対象になることはありません。