分譲マンションの修繕積立金(滋賀県/コンサルタント/71歳/男性)

僕は滋賀県に住む71歳のコンサルタントです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションを購入すると、管理費、修繕積立金などを居住者が支払うことになります。専有部分以外の共用部分に関する経費を居住者全員で公平に負担するためのものです。管理費は、火災保険の保険料、エレベーターや給排水、空調設備などのメンテナンス費用、エントランスや廊下の電気料金などに充てられます。修繕積立金は共用部分の修繕費に充てられます。マンションは数年に一度は大規模な修繕が必要になります。屋上や壁面の塗装は重要であって、マンションの耐久性にも影響があります。足場を組んでマンション全体の修繕を実施しますので、それに備えて資金を居住者が拠出して計画的に積立をしておくのです。階段や廊下も補修が必要になってきます。


建物の経年劣化は避けられません。一年中、風雨にさらされ、夏の太陽光を浴びているのですから、どうしても壁面塗装などが劣化してしまいます。これを放置することは建物の寿命を短くすることに直結しますので、修繕積立金は重要な資金になります。管理費と同様に管理組合が管理をして、使途に関しては管理組合の理事会や役員会で決定をします。少なくとも年に一度は決算をして居住者全員に会計報告をします。資金の管理も厳格に行われ、銀行の預金口座については通帳と印鑑を別の役員が保管するなど、万一にも不正使用や流用が行われないように細心の注意を払っています。会計報告には銀行の残高証明書を添付して、正当性を確認するようになっています。