私は新潟県に住む31歳の診療放射線技師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

不動産を住宅ローンで購入するにあたり、頭金が多いに越したことはありません。頭金をたくさん準備できれば、それだけ住宅ローンを借りる金額が少なくて済むので、毎月の返済額を少なくでき、トータルで支払う金額も少なくなります。しかし、たくさんの自己資金を準備しようとすると、貯蓄を貯めるのに長い年月がかかってしまい、いつまでたっても不動産取得に踏み切れなくなってしまう可能性もあります。最近では、比較的多くの金融機関が、頭金なしで購入価格の100%まで利用できるようになっているので、貯蓄が貯まるまえに不動産を購入する人が増える傾向にあるようです。そうはいっても、自己資金なしで不動産を取得するのは、将来のマネープランを考えて危険性が高いといえます。

不動産取得の際、物件価格の2割から3割の自己資金を準備するのが理想だといわれています。安全に返済することを考えれば、最低でもこれくらい準備したいところです。住宅ローンは借りられる金額ではなく、返せる金額で考えるべきなので、頭金も返済できる金額をもとに算出するようにしましょう。自分の現在の収入から返済期間中に返済できる金額と、希望する物件価格の差額が頭金で支払うべきお金となります。当然ながら、希望する物件価格が高くなればなるほど、返済できる金額との差が広がるので、それだけ多くの自己資金が必要になります。逆にいえば、返済できる金額と希望する物件価格が同程度であれば、自己資金なしで購入することも可能です。