私は奈良県に住む67歳のフードコーディネーターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

不動産屋に行くと、一戸建てやマンション、アパートなど様々な建物の情報を見ることができます。この内、マンションとはどのようなものを指すのでしょうか。不動産屋の表示は、主に鉄骨、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物をマンションとしています。そのため、この基準からすると、2階建ての一戸建て住宅であってもこれらの造りであればマンションと表示しても構わないということです。しかし、このような例はほとんど見らません。そのため、日本では、マンションというとほぼ全ての場合において、一般的に想像されるような集合住宅のことを指します。似たような集合住宅であるアパートとの違いは、名称が違うだけであるとされています。

マンションとは、英語では「豪邸」などの意味で使われる単語です。イギリスなどでは、日本のような集合住宅をマンションと呼ぶ習慣はありません。そのため、外国人に「マンションに住んでいます」と言うと、誤解をされることがしばしばあります。マンションという言葉が日本に入ってきたのは、昭和30年代初期であると言われています。当時は、日本のデベロッパーが一部の階層を対象として、公団住宅とは一線を画した高級路線の集合住宅を、高級感を漂わせる「マンション」という名で売り出していました。その後、そのままの名前で様々な階層の人を対象として、様々な形のものが売り出されていき、結果として今のような集合住宅を「マンション」と呼ぶのが定着しました。