不動産の一種であるマンションとは何か(長崎県/演奏家/61歳/女性)

私は長崎県に住む61歳の演奏家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションとは不動産の一種です。一つの家庭(家族)が一戸建てに住むのではなく、複数の家庭が一つの建物に住むという集合住宅の一種でもあります。しかし、これは日本特有の解釈であり、「マンション」という言葉の語源である英語では「豪邸」という意味を示します。日本では、昭和30年代初頭に、デベロッパー(開発業者)が一部の富裕層を対象として、それまでの公団住宅などとは異なる高級感を出すために用いたのが始まりとされています。現在の日本で「マンション」を定義するとすれば、必ず「アパート」と比較されることになります。「アパート」とは、小規模・低層階(2階建て)・木造・軽量鉄骨などの特徴を持った集合住宅のことです。


これに対して「マンション」は、大規模・高層階(3階建て以上)・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造などの特徴を持った集合住宅のことです。そんな「マンション」の歴史は高層化の歴史でもあります。昔の日本では平屋が主流でしたが、「マンション」が誕生してからはどんどん高層階の建物が出来ています。現に近年の主流となっているのは、タワー型マンションなどかなりの高さを持つものです。さて、「マンション」というものを買うなり借りるなりする時に、人は何を重視するでしょうか。多くの場合は、建物そのものや立地、環境などのハード面でしょう。しかし、「マンション」はあくまでも「人と人が一緒に住む」建物であるというソフト面も重視しなければならないのです。そうして互いが互いの生活に配慮し合うことで、より快適な暮らしが実現します。