中古マンション購入は固定資産税にも留意(埼玉県/ゼネラルマネージャー/42歳/女性)

私は埼玉県に住む42歳のゼネラルマネージャーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


同クラスの新築物件に比べ、中古マンションは購入価格が安くなっているにも関わらず設備や立地条件が優れている場合も多いですから、そのお得感から購入を狙われている方も多いでしょう。さて、ここで見落としてはならないのが固定資産税です。住宅購入を行うと、賃貸料が発生しない代わりに固定資産税を払う必要がありますから、購入価格のみでお得であると判断するのは早計です。固定資産税は、課税標準額×標準税率1.4%で算出されますが、課税標準額は購入直後ならば購入額の7割程度の評価となることが多いです。新築住宅や住宅用地の場合であれば、この課税標準額を減額してもらえる特例措置が有効になる場合も多いのです。新築マンションであれば、ここまでの話で終わります。


しかし、中古マンションとなると、そもそもこの特例措置は適用されません。そのため、固定資産税を中古物件の方が多く支払う必要がある場合も出てきて、条件次第ですが新築物件を購入するよりも高い買い物につくケースも珍しくはないのです。しかもこの課税標準額というものは、3年毎に見直しが入ります。仮に中古マンションを安く購入し、その後のリノベーションやリフォームで大きく資産価値を向上させている場合、増額される可能性があります。リノベーションやリフォームのコストは見越して購入金額を考えられている方がほとんどですが、その後の固定資産税については、改修後の評価を待つしかありません。住宅購入の際は、税金についてもシッカリ頭に入れておきましょう。特に中古マンションの購入時は、税金を含めたトータルコストの観点が欠かせません。