マンション固定資産税の見直しについて(北海道/舞踏家/34歳/女性)

私は北海道に住む34歳の舞踏家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを所有している場合にかかってくる固定資産税の金額は、原則的に3年に1度見直されることになっています。土地の実勢価格は市場における需要の変化に伴って常に変化していますし、マンションの建物は築年数が経つほどに資産価値が低下します。それにも関わらず一定の金額にしておくのは不合理です。しかし、頻繁に評価し直していたのでは役所の事務負担が重くなりすぎてしまいますので、便宜上3年に1回見直すこととされています。ただし、地価の下落が激しい時などは、各市町村長の判断によって、土地評価額を簡易な方法で修正することができる特例措置が設けられています。そのようにして、なるべく合理的な課税金額となるように工夫されているわけです。


さらに、土地価格が急激に高騰した際に固定資産税の負担額が急増してしまうことを避けるための措置も講じられています。具体的に言うと、固定資産税評価額自体が大幅に上昇した局面においても、課税標準額は前年適用価格の1.15倍を上回らないことが定められています。このような調整措置は、同じように固定資産税評価額を基準として課税される登録免許税や不動産取得税には適用されていない制度ですので、固定資産税ならではの優遇措置だと言うことができます。一方、そのような調整措置を取った後で急激な土地評価額の下落が生じたような場合には、土地評価額が下がったのにも関わらず課税標準額が上昇するという逆転現象が発生する可能性も秘めています。