新築マンションの価格の決め方(青森県/臨床心理士/30歳/女性)

私は青森県に住む30歳の臨床心理士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションの価格は、その敷地価格と建物価格、会社としての目標収益額を基準として決定されます。敷地を購入するためにかかった費用と建築費用については原価率70%で計算されるのが一般的となっています。それプラス目標収益率15%という設定がなされることが多いですから、そこからマンション全体の販売総額が導き出されることになります。この金額を総販売面積で割って、マンション全体の平均坪単価を決定します。この平均坪単価をもとにそれぞれの専有面積に応じた基準単価を計算することができます。しかし、各部屋には高さや開口部の向きなどによる特殊性がありますので、細かく価格差をつけるようにしないと実際に販売することはできません。


部屋の開口部がどちら向きになっているのかによって、風通しや日照時間の長さがかなり変わってきます。一般的には南向きに開口部がある部屋の人気が高いので、値段の方も当然に高くなります。また、電車の中でシートの端に好んで座る人が多いことからもわかるように、左右を他人に挟まれてしまうことを好まない人が多いです。したがって、角部屋の値段も高くなります。さらに、部屋の高さによっても大きく価格が変わってきます。上階に行けば行くほど日当たりが良くなりますし、地上の騒音に悩まされることがなくなります。また、美しい眺望を楽しむことができる場合もありますので、階層が高いほど値段の方も高くなります。これに対して1階部分には、かなりの安値がつけられるようになっているのが普通です。