私は佐賀県に住む41歳の臨床検査技師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての建築を依頼する際には、先々の生活のことを考えて設計を行ってもらうことが大事です。終の棲家として考えている場合には、老後も安心して生活できるように先々のリフォームについても考えておく必要があるのです。基本的には、車椅子でも出入りできるように間口を広くとっておくことが必要になります。また、初めから段差のないバリアフリーにしておくことも大事です。ただし、数ミリの段差がある場合でもバリアフリーの範疇として扱われることがあるため、施工業者と相談して、そのようなことがないように施工してもらうことが必要になってきます。体が動く内には気づきにくいものですが、わずかな段差ほどつまずきやすくなるのです。
また、将来的に手すりをつけることを考えて、壁にはそれに耐えられるだけの強度のある材料を使ってもらうことが大事です。手すりがつけられないような柔らかい素材を選んでしまった場合、直接取り付けることができない場合があります。そういった場合には、壁の補強工事が必要になってきます。また、浴室やトイレに関しても、できるだけ広く面積をとっておいた方が、後から福祉設備を整えやすくなります。また、玄関の扉も含めて室内のドアを全て引き戸にしておくことで、移動が困難になった場合でも、スムーズに動線を確保することができます。また、将来的に2階に上がれなくなった時のことを想定して、日常的に使う水回りなどを全て1階に集中させておくことが大事です。