一戸建て住宅の固定資産税について(栃木県/テクノクラート/32歳/男性)

僕は栃木県に住む32歳のテクノクラートです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅などの不動産を購入すると必ず支払わなければならない固定資産税。固定資産税とは土地と家屋に対し、市町村が土地と家屋の所有者に課税する税金のことです。ここでは同税がどういったものかを説明します。まず、税額の目安となる物についてですが、こちらは総務省がまとめた評価に則って行われています。目安としては、土地が時価の60~70%、建物は建築費の50~70%と言われています。時価とは地価公示価格のことであり、こちらは国土交通省によってまとめられています。これを参考にすれば、おおよそどの程度税金がかかるか把握できると思います。余談ですが、都市計画税の課税標準は固定資産税の課税標準と同じです。こちらも上記を参考にすれば把握できるのではないでしょうか。


評価によって税金が変わるという話は既に上述しましたが、この評価は毎年行われる物ではなく、三年毎に行われています。そのため、評価から向こう三年間は評価額は据え置きとなります。ただ、地価が下落するタイミングでの評価に関しては納税者が不利となってしまうため、市町村長の判断により年度が変わる毎に固定資産評価単価を修正することができます。家屋は年数が経てば減価償却するので、再建築価格である20%を下限に徐々に評価額が下がり、結果税額も下がります。ちなみに住宅用地の場合は固定資産税、都市計画税ともに一定の軽減措置があるほか、一戸建てを新築する場合、新築後3年は建物部分の税金が半額になります。不動産を購入すれば、必ず払う必要がある固定資産税。どうせ支払うのであれば、正しく税金を理解しておきたいところです。