子育てのために一戸建てを考える(千葉県/ソーシャルワーカー/63歳/女性)

私は千葉県に住む63歳のソーシャルワーカーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てがほしいと思うタイミングは、子育てが始まる時期ではないでしょうか。集合住宅に住んでいると、隣近所や上下に気を使いながら子育てをするという制約があります。こどもが少々泣いても、どたばた走り回っても、夜中に洗濯機を回しても、周囲に音を出すことを気兼ねすることなく暮らせるのが一戸建てのメリットです。しかも、広くなくても適度に庭があれば、ガーデニングもでき、こどもは泥遊びもできます。また、子どもが成長してゆく過程で必要に応じて増改築など家のリフォームができる自由度もあります。さらに集合住宅では禁止されている犬猫類の動物を飼うことも自由です。こうした自由度が実現できるのは一戸建てを所有することです。


しかし子育てのタイミングで一戸建てを購入するとなると、まだ親の年齢が若いサラリーマンでは資金的にも予算に見合った物件を探すのが難しくなります。遺産や出資者でもない限り、それほど多額の貯蓄がないからです。地方なら別ですが、都会での購入は厳しいのが現状です。そのため、子育て環境も考えて緑の濃い郊外に購入することを考えると、通勤時間が少々かかってもという選択も必要かもしれないです。高額の物件を購入すると組むローンも大きくなり共働きになって子育てが二の次になってしまい本末転倒になります。また、今のように定年まで同じ会社で勤務することが少なくなってきている時代ではローンを組むこと自体が重荷になります。そのため、なるべくローンを組む年数を短くて済むような家づくりも考えるといいです。