不動産購入時の頭金に関して(宮城県/菓子製造技能士/60歳/男性)

僕は宮城県に住む60歳の菓子製造技能士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産購入時には住宅ローンを組むことが殆んどです。その場合、「どの程度の割合をローンに頼るのか」によって、ローン破綻の危険性が変わると言われています。不動産を購入する場合には、【価格の2割】程度の頭金を準備することが一般的とされています。また、不動産購入には建物や土地自体の購入費用の他にも様々な費用が必要となります。この諸費用に関しても1割程度を見込むことが多く、合計では3割程度を頭金(自己資金)として準備することがおすすめです。しかし、実際には「頭金0円」で住宅購入を行う方が少なくありません。全ての資金を住宅ローンに頼る場合には注意が必要です。特に、頭金0円の理由が「全く自己資金が無いから」と言う場合はしっかりとシミュレーションを行う事が大切です。


頭金をどの程度自己資金で準備するのかは、最悪の事態の保険としても効果があります。万が一、ローンの返済ができなくなり購入した不動産を売却して返済に充てる場合、住宅の売却価格がローンの残価を超えれば良いのですが、仮にローン残価よりも低い価格となった場合には残った分は継続して返済していく事になります。住宅を売却すると言うことは、特定の事情以外ではローンの返済が難しくなった場合が多いため、残価が残ってしまうとその後の返済が非常に難しくなってしまいます。そこで購入初期の段階で「どれだけ自己資金で賄えるか」が大きな意味を持ってきます。仮に相場同様に2割~3割の自己資金を準備していた場合、万が一の状況でも債務が残る可能性は低くなるため、やはり出来る限り自己資金をつくることがおすすめです。