一戸建ての内覧会の概要について(長崎県/建築家/46歳/女性)

私は長崎県に住む46歳の建築家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


購入した新築の一戸建てが完成した際には、内覧会というものが開かれます。内覧会には、完成物件を施主が実際に自分の目で見て触って確かめる場所としての役割があります。これまで、完成予想図や設計図などで平面でしか見ていなかったマイホームを立体として確認することができる格好の機会となります。物件の引渡し前の最終確認として外装や室内設備のチェックを行うことができるため、入居後に欠陥や不具合が見つかることを防ぐことができます。そのため、内覧会は、一戸建てを購入する際のイベントとして欠かせないものと言えます。万が一、仕様が異なっていたり工事内容に不具合が見つかった場合には、入居前に補修を行ってもらうことができます。


内覧会当日には、まず最初に入口で受付を済ませます。その後、各部屋を回りながら、担当者による室内設備等の説明を受けることができます。その際には、指摘事項をチェックできる用紙が渡されるため、気になった部分に随時記入を行うことができます。自分できちんとチェックできるかどうか不安という場合には、専門の業者に同伴を依頼することで、より専門的な検査を行ってもらうことができます。全てのチェックが済んだら、記入シートを担当者に渡すことで、その分の補修が行われます。施工業者側の不手際が原因となる場合には、その分の費用は一切かかりません。安心して新しい家で生活を行うためにも、内覧会にはきちんと参加することが重要になってきます。