不動産の住宅ローンで最初に決めること(長崎県/ビル管理技術者/58歳/男性)

僕は長崎県に住む58歳のビル管理技術者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


住宅ローンを選ぶときに、まず最初に決めなければならないのは金利のタイプです。「全期間固定金利」にするか「変動型」にするかは、世の中の金利動向や自分の家族のライフプランなどに配慮して検討する必要があります。金利タイプを選ぶときは、世の中の金利動向の行方を推測して、判断するのが一般的です。金利がこれから上昇しようとする局面で住宅ローンを組むときは「全期間固定金利」が適しています。そうすれば不動産購入後に世の中の金利がアップしても、返済額は変わりません。一方、これから世の中の金利が下落しようとする局面でローンを組むときは「変動型」タイプが適しています。変動型にすれば世の中の金利の下落とともにローンの金利も下落し、返済額も低くなっていきます。


金利タイプは、将来の家計の状況をふまえて検討することも大切です。世帯収入や子供の成長、定年後の生活など、将来の収入や支出、貯蓄の推移によって選択の仕方も変わってきます。夫婦ともに正規社員で世帯収入が多い家庭や、子供が少なくて教育費の負担が少ない家庭、貯蓄がたくさんある家庭など、余裕のある家庭であれば、金利が上がって毎月の返済額がアップしてもそれを吸収できる力があるため、一般的に変動型タイプが向いているといえます。逆に、子供の教育費や老後の生活資金の準備などが必要で、家計にゆとりがない場合や、貯蓄余力が乏しい場合は、全期間固定金利の方が適しているといえます。また、金利情勢に興味や関心がなく無頓着な型も全期間固定金利の方が向いているかもしれません。