3階建て一戸建てのメリットとデメリット(鳥取県/学芸員/35歳/女性)

私は鳥取県に住む35歳の学芸員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅の購入を考えた時、購入後にどのような生活を送るのかによってどのような形態の住宅を購入するかが大きく変わってきます。今回はその中でも3階建て住宅の特徴について考えてみましょう。3階建て住宅は、他の平屋や2階建て住宅に比べて建ぺい率も容積率もある程度高くないと建てることが難しいです。特に難しいのは土地の総面積に対してどの程度の延べ床面積の建物を作ることができるのか、という容積率に関してです。建物の床面積が3階分あるので、低層住居専用地域などの容積率が低く設定されている地域には、向いていないといえるでしょう。自然と3階建て住宅は比較的駅に近い場所などの商業系地域に近い場所に作られることが多くなります。


3階建て住宅のメリットは先述の通り、商業系地域に近い場所に建てられることが多いので、大きな通りや公共交通の駅、大きな商業店舗などが比較的近くにあることが期待できます。また、建物が3階分あるので、建物を建てる土地がある程度小さくても、必要な部屋数を確保することができます。しかしメリットがあれば逆にデメリットもあります。便利な場所というのは地価も高く、3階建ての住宅を建てる土地はあまり大きくないものが多いです。そのため、広い庭を確保するというのは難しいかもしれません。建物は廊下を広く長く作るのは難しいですし、階段は勾配がきつめになることが考えられます。住宅の購入次にはそれらのメリットやデメリットを踏まえ、どのような家が自分たちの生活には望ましいのかを考えることがよいのではないでしょうか。