私は群馬県に住む69歳のスチュワーデスです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

今も昔もマイホームの購入は多くの人が憧れ、一般的な人生においては、結婚、子供の誕生と同等の一大イベントの一つです。マイホームを購入する際に最初に決めるのが、分譲マンションを購入するか一戸建て住宅を選択するか、という点です。さらに一戸建て住宅においては、土地を購入して注文住宅を建築する方法と、建売住宅を購入する方法とがあります。注文住宅は、購入した、あるいは所有している土地の大きさと建築費用の予算という2つの制約の範疇であれば、自分の思い通りのオリジナルの家を手に入れられるというメリットがあります。しかし逆にいえば、快適で便利な生活を送れるかどうかは、施主と設計士が住み始めた後の想像をどれだけ働かせて設計に反映できるか、にかかっているともいえます。

首都圏においては土地の価格が高めになるため、おのずと購入できる土地は小さ目になる傾向があります。小さな土地に生活に必要な床面積を確保しようとすると、2階建てではたりず、3階建てにする必要が出てきます。3階建て住宅で気を付けたいポイントは2点あり、一つ目は3階は日差しを浴びて気温が高くなるという点、もう一つは、縦の移動が平屋や2階建てと比べて増えるという点です。前者は必要に応じて屋上緑化などで猛暑に対する対策をうつことを検討する必要があります。後者については、とりわけ年齢を重ねて今よりも体力が低下したときのことを想像しながら、各階にどのような設備を配置するかを考えると、長い間快適な生活をおくることができることになります。