私は東京都に住む60歳のインダストリアルデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
3階建ての一戸建て住宅を建てる場合のメリットと言えば、狭い土地でも建坪を大きくすることができるところにあります。要するに、狭い敷地でも居住空間を広く取ることができるのです。また、狭い敷地内に駐車場を造りたいのであれば、1階部分を駐車場にして、2階と3階を居住空間にするという方法もあります。一般的な3階建て住宅の場合、今までなら軽量鉄骨やコンクリート製の一戸建て住宅が主流でしたが、最近では工法の進歩により木造の3階建て住宅も見られるようになってきました。木造住宅の良いところは、住宅の建築に用いられる木材が日本の風土に合っていて、湿度の高い梅雨の時期や、湿度の低い冬の時期にも湿度の調整をしてくれるところです。
3階建ての一戸建て住宅を建てる場合に注意しなければならないことは、高齢者のための安全対策をしっかりと行うことです。高齢者との同居が無い場合でも、いずれは自分たちも高齢者になるのですから、その時の事を事前に考えておくべきなのです。例えば、3階建て住宅になると、日常の階段の上り下りも大変になりますから、階段部分には手すりを取り付けるようにした方が良いのです。また、住宅用の小型エレベーターを取り付けることも可能ですから、予算と相談しながらエレベーターの設置も考慮しておいた方が良いでしょう。また、住宅をバリアフリーにすることで減税対策になる場合もありますから、住宅メーカーとよく相談して決めることをお勧めします。