私は神奈川県に住む62歳の航空機関士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
最近では建築技術の向上や狭小住宅でも面積を広くとりたいなどという土地事情により3階建ての物件が日本において増えています。一般的な一戸建てと比べてみても建築費がけた違いに高くなるという事はなく、安く広い生活空間を保てるという事で都市部では人気があるのですが、3階建て住宅の多くに欠陥が見つかっているという指摘も存在します。というのも、3階建ての場合、一般的な住宅よりも法律の規制が厳しくなり日照権の問題をクリアーしたり防災や防火の問題を解決する必要があります。また構造計算など一般の住宅では免除されていることも行う必要があるのですが、そういった知識がない工務店などが二階建てと同じ考えで3階建てを作るというのが珍しくないのです。
また、そういった法律的な問題が無くても普段の生活の問題も発生します。例えば風呂やキッチンなどの水場は排水の関係から一階に付けられることが多いのですが、二階や三回に建てられた寝室から一階まで歩くという事になります。このように普段の一戸建てよりも動線が上下に動く階数が増加しますし、狭小住宅の場合上下からの平行移動もかなり増加することになります。3階建て物件というのは狭小住宅で暮らすためには良い工夫の一つなのですが、このように一般的な一戸建てとは大きく違う部分が多いという事を知って置き、その為に特別な工夫を行う必要があります。なので、物件を立てる際には普通の一戸建てを立てる工務店ではなく、経験や知識がある業者に依頼しましょう。