1998年の税制改正ではコンクリート製の建物の法定耐用年数は47年へ(福岡県/指圧師/25歳/男性)

僕は福岡県に住む25歳の指圧師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般的にコンクリート製の建物は以前での法定耐用年数60年から60年間は間違いなく使えるものという認識がかなり広範に広まっていますが、1998年の税制改正ではコンクリート製の建物の法定耐用年数は47年へと短縮されることとなっており、必ずしも60年が寿命というわけではなくなってきていることがわかります。実際国の監督官庁が作成した報告書によれば、マンションの平均寿命は46年で、立て替えの物件着工時期は築後37年とさらに早くなっています。したがってマンションの寿命はかなり物件に依存する部分が大きいとも言うことができるのです。実際46年を超えてもしっかり住める物件もあるわけですから個体差の大きなものということができます。


こうしたコンクリートの建物の耐用年数を決めるものとしては3つの要素があるといわれています。ひとつはコンクリートによる建物本体が劣化しにくい構造になっていることです。二つ目としては、入居後のメンテナンスが行き届いており、しっかりと管理されてきたものが長持ちするようになっているのです。さらに三つ目としては地震などの外的要因の影響を受けずに期間を経過してきたものであるということです。こうした耐用年数を判断する1つの要素として住宅性能表示制度を利用する手があります。等級2以上であれば概ね50年から60年以上の利用が可能になるということで、これを1つの目安にして売買の判断にしていくことができるといえます。