私は香川県に住む29歳の歌舞伎役者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産を購入するときは、まず自分たちがいくらの家を買えるのかを知ることからスタートすることが大切です。自分の現在の収入で買える額はいくらなのか、それは、購入時に用意できる頭金と、金融機関から借りられる住宅ローンの合計額となります。買える額が高いほど物件の選択肢を増やすことができますが、毎月の返済額や、将来のための貯金とのバランスをとることが大切です。毎月の返済額の合計は、年収の25%程度が安心の目安とされています。3割を超えてしまうと、生活が苦しくなったり、将来のための毎月の貯金が難しくなる可能性があります。特に大事なのが頭金です。最初に頭金をいくら用意できるかで、その後の返済の負担額が大きく異なってきます。
頭金は出来るだけ多く用意できる方が理想ですが、貯蓄を全部使うのは危険なので、諸費用や手元に残すお金を差し引いた額を用意するようにしましょう。諸費用は不動産の購入時に必要となるお金で、新築なら物件価格の3%から5%、中古なら6%から8%程度かかるといわれています。手元に残すお金は、不測の事態に備えて生活費の3ヶ月から6ヶ月分くらいを残しておきましょう。頭金を準備する際は、子供の将来の教育費などを考慮して決めることが大切です。公立か私立かによって教育費の額は変わってきますが、今の時代は子供1人あたり1000万円以上かかるといわれているので、学資保険や財形貯蓄、終身保険などを利用して、計画的に貯蓄するのが理想です。