鉄筋コンクリートだって、いずれは劣化する(京都府/大臣/64歳/女性)

私は京都府に住む64歳の大臣です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは鉄筋コンクリートでできていますが、長く建っているといずれは劣化してきます。国土交通省が2002年に作成した報告書によれば、マンションの平均寿命は46年となっています。また立て替えをする基準としては、建設されてから37年ということになっています。これらの基準を参考にしながら建物の管理が行われているのです。しかし建物の種類によっては、同じ時期に建てられた物件でも、すぐに劣化してしまうところと、長く持っているところがあります。これらの違いはどこにあるのでしょうか。このような建物の耐用年数に関しては、次のような要素が大きく関係しています。従って物件を選ぶときにはこれらを参考にするといいです。


物件の建物本体に関してですが、同じ鉄筋コンクリートでできた物件でも、その劣化のしにくさによって大きく異なってきます。これはコンクリートの水セメント化というものと、鉄筋のかぶり厚さというものが大きく関わっています。このほかには設備や配管に関して、その維持管理がしやすいかどうかと言うことも建物の劣化には大きく関わってきます。メンテナンスも重要です。入居したときにしっかりとしたメンテナンスが行われていれば、この先長く持つと言うことにつながります。このほかには外的な要因も考えられます。地震があったときに耐震に関しての作りになっているのか、風雨に強い外壁であるかどうかなども大きく関係してきます。このような違いが耐用年数に関わってきます。