遮音性の高い新築マンションの選び方(大阪府/和菓子職人/69歳/女性)

私は大阪府に住む69歳の和菓子職人です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


なるべく自分の部屋の音で隣の部屋の住民に迷惑をかけたくない、周囲の部屋の騒音問題で悩みたくない人は遮音性の高い新築マンションを選ぶようにしましょう。マンションの遮音性が高いかどうかは、部屋と部屋を仕切っている壁の性能がどうなっているか確かめることでわかります。壁がコンクリートでできているか、というのは防音性の高い物件を選ぶための第一のチェックポイントです。マンションであれば大抵はコンクリート製の壁であることがほとんどですが、コンクリートの壁であっても決して防音性能が高くないこともあります。鉄骨造りや高層マンションの一部では、気泡のような形でつくられた重量の軽いコンクリートで壁を作っている場合もあります。こういった壁では遮音性や防音性の性能が若干落ちることがあります。


また、部屋と部屋を仕切っている壁の厚みも防音、遮音性の性能をみるための重要な指標です。壁の厚みは物件の広告にも掲載されていますし、モデルルームで実際に触れて確かめることもできます。十分な遮音性と防音性を求めるのであれば、最低でも150ミリ以上の厚さの壁が望ましいとされています。また、150ミリ以上より厚ければ厚いほど遮音、防音性にすぐれた壁になります。なおマンションの中には設計構造上の理由から、壁と壁の間にスリットと呼ばれる隙間を作っていることがあります。このような隙間のある壁の物件は、遮音、防音性があるとはいえません。壁に隙間があるとそこから音が漏れてしまう可能性が大きくなります。また、コンセントボックスやスイッチボックスが壁に埋め込まれている場合は、同じようにそこの部分から音漏れがする可能性がありますので、心配な人はこういった物件を選ぶことは避けましょう。