購入者により異なる不動産の買い時(茨城県/神職/50歳/男性)

僕は茨城県に住む50歳の神職です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


アベノミクスの効果や消費税引き上げがメディアで盛んに取り上げられて久しい今、不動産は買い時なのでしょうか。これについては、大前提として不動産を投資対象としての資産(金融資産に準ずるもの)と考えるか、純粋に居住用の物件として捉えるか、で大きく異なってきます。居住に必要なので購入するが、将来住み替えの必要が発生したときのことも考えておきたい、といった中間的な捉え方もあるでしょう。不動産を投資対象と捉えることについては、少々不安を感じざるを得ません。アベノミクスで価格が多少上がったとしても、人口減なのですからそれは実需に基づくものとは言えません。また、一般の消費者にとって不動産は高額な買い物であることが多いので、リスクも高いと言えます。


しかし、住むために必要である層にとっては、物件価格が今より上がる前、消費税がさらに上がる前のこの時期は、ある意味買い時であるとは言えるでしょう。もともと、自己居住用に購入する場合、購入しなければ賃貸物件にコストをかけているのが通常です。であれば、この先売買物件価格が多少下がることがあったとしても、損をすることはないと言えるでしょう。賃料の下落は一般的に、売買物件の上下より緩やかなので、賃料が購入の場合に比べて大幅に下落することは想定しにくいからです。もちろん、こういった経済的要素以外に、自分たちのライフプランが固まっているか、資金計画が出来ていて購入後の生活の目途がついているか、といったことのほうが重要なことです。購入者によって、今が買い時かどうかは変わってくるのです。自分たちはどうなのか、見極めて満足の行く新居での生活を手に入れたいものです。