購入するときは、まだまだ先の話だと思っていても耐用年数は迫ってくる(京都府/芸能人/35歳/男性)

僕は京都府に住む35歳の芸能人です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは普通、鉄筋コンクリート構造なので太陽年数は60年くらいだろうと考えている人が多く、購入するときは、まだまだ先の話だと捉える人がほとんどです。これは財務省が決めた法定耐用年数が60年ということからきているようですが、1998年の税制改正では鉄筋コンクリート構造の建築物について法定耐用年数が47年となりました。ただ、この年数もあくまで目安であって、全てのマンションに当てはまるものではありません。一般的には築40年前後から具体的に建て替え作業を検討すべきだとされています。ただ、水回りの配管設備の寿命がコンクリートより短いため、実際には、もう少し早くから着手することになります。建物に使用されているコンクリートの種類や地震被害にあっているかどうか、またメンテナンスを定期的に行っているか、なども寿命に大きく影響する要因です。


厳密にいえば建物ごとに違う耐用年数ですが、平成12年4月1日に制定された住宅性能表示制度によりわかり易くなりました。住宅性能評価を得ているマンションにはマークが付与されており、3段階に分かれている劣化対策等級により耐用年数を知ることができます。マンションは消耗品です。必ず建て替えなければならない時がやってきます。一戸建ての場合は、持ち主である居住者の意思でいつでも実行することができますが、マンションは住人の建て替えに対する時期や必要性が合わないことが多く、なかなか全員の合意が得られません。そのため立替作業のタイミングを逃してしまい、リフォームを繰り返すことになり人によってはかえって費用が掛かる場合がでてきます。