私は愛媛県に住む72歳の和裁士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
主人の高校時代の同級生が引っ越しをしたので、お祝いを持って新居にお邪魔しました。この友人とは、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいており、私達が転勤で海外に住んでいた時も、偶然にも隣国に転勤となり、時々飛行機に乗ってお互いの家を行来きした仲でした。私達は2年前に転勤を終え、本帰国となりましたが、友人はつい最近までずっと海外生活を送っており、ようやく引っ越しを終え、家が片付いたと言うので、遊びに行ったのです。家は新築の一戸建てで、とにかく美しく私も主人もため息が出る程でした。新居を購入したのなら、「これからローンが大変だろうね」と言う話を主人が友人にしたところ、「いや、ここ買ってないから」と言う意外な言葉が出ました。
友人は、転勤族なので数年単位で異動が発生します。そのため、腰を据えて一戸建てを購入するなんてできないと話し、この一戸建ても賃貸だと言うので、私達夫婦は驚いてしまいました。よく見れば、周りも同じ造りの住居がひしめき合っており、これらも同じ会社が経営している一戸建ての賃貸と言うので、驚きは二重になりました。最近は、ファミリーで住む賃貸物件の一戸建てが人気だそうで、特に転勤族が多く住んでいるとのことでした。友人の場合、海外では必然とアパートメント住まいになってしまうので、日本にいる間は戸建てに住んでのんびりしたいと言う願望から、この物件に決めたそうです。今は色々な選択肢があるものだと、私と主人も帰り際に話したのでした。