僕は熊本県に住む46歳の社会保険労務士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

中古マンションには2種類あります。この2種類を知っておくと、探し方も有利になります。1つは一般的な中古です。これは一度以上入居したことのある物件です。一度も住んでいない未入居物件でも、2年以上たっても売れ残った物件が含まれます。一般的な中古のメリットは、価格が安いこと、立地条件が比較的良いこと、内部をしっかりチェックできることです。築年数や使用年数によって設備などの劣化が進んでいるので、購入前にしっかりチェックすることが必要です。間取りが古い場合はリフォームできないケースもあるので、購入後の計画も含めて選ぶべきです。もう1つは新古マンションです。これは新築1年以上も売れずに残ってしまった物件で、一度も人が住んだことのない未使用の物件のことです。

新古マンションの価格は、新築よりも1割から2割も安くなるので掘り出し物といえます。未使用で未入居というのがメリットですし、住宅金融公庫などの公的融資が使えるのも魅力です。しかし新築から1年以上も売れなかったのには理由があるはずで、その点を確認することが必要です。理由としてはモデルルームとして使用されていたため、敬遠されたという場合があります。また初めの値段が高すぎて売れなかったというケースもあります。構造的な欠陥や設備的な不都合が理由でなければ、買って損はないのが新古物件です。新古物件でも築2年以上経過すると中古物件になってしまうので、その直前には値下げすることがあります。それを狙って購入するのは、良い探し方といえます。