僕は奈良県に住む56歳の舞台美術家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
賃貸マンションを借りる契約を結ぶ前には、不動産会社の担当者に現地の下見に連れて行ってもらうのが普通です。いくら詳細な物件情報を見せてもらったとしても、百聞は一見に如かずという言葉があるくらい、実際に自分の目で現地を見てみることは大切です。古い物件の場合には、物件情報に載っている間取り図と実際の間取りが異なっているようなことがありますし、実際に現物を見てみないとわからない情報がたくさんあります。特に周辺環境は実際に現地を訪れてみないと確認することができません。住む人によって、求める住環境は異なっているのが普通ですので、不動産会社の担当者に質問しただけでは自分の求める情報を得ることができないのが実情です。
たとえば、家族の中に若い女性がいるような場合であれば、不動産会社の担当者に下見に連れて行ってもらった時だけでなく、改めて夜間に現地を訪ねてみるというのが望ましい探し方です。日があるうちはそうではなくても、日没後は人通りがめっきり途絶えて閑散としてしまうような場所がしばしばあります。また、夜間の街灯が少なくて駅からの帰り道がとても無用心な地域もありますので、防犯面が気になっている人は夜間にも下見をしておくとよいでしょう。さらに、ついつい駅からの所要時間ばかりに着目してしまいがちになりますが、実際に居住を開始した後で必要となる商業施設や公共施設、病院などの位置も確認しておく必要があります。長く住み続けるためには、周辺の利便性をチェックする作業を欠かすことができません。