私は和歌山県に住む62歳の養護教諭です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件で同棲を行う場合には、注意すべき事柄があります。既にどちらか一方が賃貸物件に住んでいて、そこにもう一方が転居してくる場合、事前に不動産会社に報告を行うことが義務付けられているからです。そもそも契約の時点で、その物件に住む人を正確に申告しなければなりません。最初に契約した人でないと、その物件に住む資格がないのです。不動産会社に報告することなく勝手に同棲を始めてしまうと、契約違反とみなされて違約金の支払いや退居命令を下されることになります。報告を行った場合、改めて契約書を作成し直すことになります。場合によっては、新しく移り住む側の審査が行われることもあります。家賃の支払い能力があるかどうか判断されるのです。
しかし、その物件が単身向けであったり女性限定物件であった場合には、退居して改めて物件を探し直すことが必要となります。物件によっては、同棲を禁止している所があるため、不動産会社に頼んで、許可されている物件を探すことが大事です。結婚とは異なり、全く他人の2人が一緒に生活するということで、その分だけ信用が低くなってしまいます。そのため、契約の際には、それぞれに保証人を用意するなどの工夫をする必要があります。先々結婚を約束している同棲であるならば、その旨を伝えることで、一世帯として認められる場合もあります。単身や夫婦、家族の物件探しと異なり、同棲の場合には以上のような様々な条件をクリアする必要があります。