私は兵庫県に住む50歳の公共政策コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産販売会社が扱う物件の中で、中古一戸建て住宅に人気が集まっているようです。それでは、人気の中古一戸建てとはどのような物件でしょうか。不動産販売会社によると、一昔前のタイプが特に好まれているとのことです。現在新たに建設される一戸建て住宅はは、塀も門もなく、家の外壁が道路に面しているような家ばかりです。そもそも、民家が1軒立ち退くと、その後に、3軒から4軒の家が建つので、それも仕方がないといえます。しかし、一昔前の日本家屋は、門構えがしっかりしていて、塀や生垣に覆われて、多少なりとも庭が存在していました。そのような住宅は、今では希少なものとなりました。都会の街並みからも少しづつ消えつつあります。
そんな、一昔前のタイプの一戸建て住宅に住みたいと欲するのは、主に中高年世代ですが、若い世代にもその環境を欲する人が結構います。中高年世代には、庭付き一戸建ては、子供の頃に住んでいた懐かしい記憶を呼び起こす存在です。大都会の便利の良いマンションに移り住んだものの、昔懐かしい住宅に再び住みたいという願望を、中高年世代の人は持っています。庭付きの住宅に住んだことのない若い世代の人には、憧れの世界でもあります。特に田舎もなく都会生活しか知らない若者にとって、物語に出てくるような一戸建て住宅は、お城にも思える居住空間です。中古一戸建て住宅も減少していく中、販売不動産として、貴重な資源になりつつあります。