設計図で確認するマンションの選び方(長野県/官房長官/41歳/男性)

僕は長野県に住む41歳の官房長官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションを購入する時は、ほとんどの人がモデルルームを見学します。マンションの場合のモデルルームは実際の建築場所の近くに現地案内所を建て、その中にモデルとなる部屋を作っています。ですので見学しても雰囲気がわかる程度で、あまり参考になりません。そこでモデルルームを見学した時に、マンションの設計図を見せてもらうのです。設計図を見ることで、床のコンクリートの厚さや隣室の壁の厚さなどがわかります。賢い選び方の1つは、床の厚さが200ミリ以上あること、隣室の壁の厚さが180ミリ以上あること、これが基本です。この条件を満たしている物件ならほぼ安心して購入できます。満たしていない場合は更に注意深く検討する余地があります。


壁の厚さの他に確認すべき事項は、断熱と省エネの工夫がされているかどうかです。設計図でわからない場合は、スタッフの人に断熱対策について質問することです。ほとんどのマンションは、壁の内側に空気層を設けたり、ペアガラスなどを採用しています。また天井の高さはなるべく高い方が解放感があるので、2400ミリ前後を目安にするとよいです。将来リフォームする時に床が高めになることが多いので、天井が高い方が何かと便利です。選び方で見落とせないのが、配管設備です。特に水回りは床下に排水スペースがあるので、床が一段高くなっています。その中には水道管や配水管が通っています。将来のリフォームのためには、これらの給排水管がどのように配置されているのかを確認しておく必要があります。マンションの選び方としては、以上の点を確認しておけば完璧です。