設備が人気の不動産、新築マンションとは(静岡県/フードコーディネーター/66歳/女性)

私は静岡県に住む66歳のフードコーディネーターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築マンションとは、人が住んだことのない、建設工事完了から1年以内の新しいマンションのことで、不動産の中でも人気のある物件です。人気の理由のひとつは、最初設備が備え付けられていることです。東日本大震災の教訓を受け、最近の新築マンションには、水や食料などを備蓄した防災倉庫や、井戸の水を飲料水にできる浄水装置の設置、停電時に備えた蓄電池や非常用発電機の導入など、災害対策が大きく進化し、目に見えて充実しています。タワーマンションにも地震対策が強化され、地震による揺れを軽減する免震構造や制振構造の採用が増加し、非常用発電機などの導入で、停電時でも数時間から数日はエレベーターなどが稼働するだけの電力を確保する物件が増えています。


環境配慮の面から、マンションもエコの時代になっています。設備には複層ガラスや断熱サッシ、LED照明、節水型トイレなど省エネ傾向が進み、室内の冷暖房効率を高めて光熱費や水道代の節約にも貢献しています。また、共用部でも太陽光発電の導入や積極的な緑化をおこなっているところもあります。インターネット環境や防犯セキュリティが整っているのも大きな魅力です。光ファイバーや住戸内LANなどのネット環境が整っているほか、セキュリティでも、鍵をかざすだけで施錠・解錠ができるパッシブギーなど、強固なだけでなく、より便利な設備が普及しています。キッチンの設備にもコスト面で大規模物件主体だったディスポーザーが一般的になりつつあります。