規模で比較マンションのメリットデメリット(京都府/准教授/55歳/男性)

僕は京都府に住む55歳の准教授です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


家を購入する際に、様々な選択肢が待ち構えています。まず、多くの人が最初に考えるのが一戸建てにするかマンションにするかの選択です。一般に、資産価値の一戸建て利便性のマンションといわれ、どちらを主体に取るかで決めることが多いとされています。では仮にマンションにすると決めたとしても、次は新築にするか中古にするかで分かれ、そこで新築と決めてもさらに間取りや価格など様々に選択を強いられていくのです。そんな選択肢の中に、規模の違いといった点も考慮に入れる必要があります。規模とはマンションの総戸数のことで、明確な定義はありませんが一般に100戸以上は大規模、それ以下は中小規模と呼ばれています。この規模によって、実はメリットとデメリットが発生するケースがあるのです。


大規模のメリットとは、いったいどのようなものでしょうか。全てとはいえませんが、多くはそのスケールをメリットとして生かして共用設備を充実させています。たとえばロビーラウンジやゲストルーム、キッズルーム、中には温水プールやフィットネスクラブ、ホテル顔負けなフロントサービスなどがあるケースがあります。大変便利ですが、こうしたものは管理費として含まれるため、さほど使わないのに高額な費用を払わなければならないといったデメリットもあるのです。一方中小規模では、戸数が少ないだけに共用設備を作るスペースがあまりなく充実度は低くなるデメリットがありますが、逆に費用は抑えられるといったメリットにもなり得るのです。また、大規模では戸数が多いだけに住人同士の関係が薄く、人付き合いを求めない方には向きますが、中小規模は顔が見えやすいためコミュニティが作りやすく、子どものいる家族には安心感があります。