自分にとってのマンションの買い時(宮城県/学校用務員/72歳/男性)

僕は宮城県に住む72歳の学校用務員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの買い時を考える場合には、マスコミの扇動等に煽られずに、自分にとって一番有利な時期はいつかということを考える必要があります。たとえば、アベノミクス効果によって株価が上昇し、円安傾向が進みました。地価も徐々に上昇してきているのは事実です。時を同じくして消費税の増税も実施されましたから、早くマンションを買わないと値上がりしてしまうと盛んに書き立てられた時期があります。そのために一時的に駆け込み需要が高まりました。しかし、今振り返ってみると、あの時急いで購入したことが果たして正解だったのかどうか疑問が残るところです。確かに投資用の高級マンションの価格は上昇傾向にありますが、一般的な住宅用物件にはさほどの価格の変化が見られていません。


アベノミクスによる景気回復効果を実感できているのは、ごく一部の富裕層に限られているという調査結果が報告されています。一般庶民が景気回復の恩恵を実感できるレベルにまでは至っていないのが実情です。そのような状況で、マンションの価格を上げたとしても、買い手が付かないことは目に見えていますので、どのデベロッパーも値上げには慎重になっています。また、駆け込み需要の反動で、需要数自体が減少していますので、市場の原理から言っても簡単に値上がりすることは考えられません。さらに、地価上昇の影響が物件販売価格に反映されるようになるのはまだずっと先のことです。ですので、マスコミの報道などに煽られてしまわずに、自分が本当に欲しいと思えるような物件を見つけることができた時が買い時だと考えるようにした方がよいでしょう。