耐用年数の長いマンションを見分ける方法(石川県/鵜飼い/63歳/男性)

僕は石川県に住む63歳の鵜飼いです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入する時にはずっと住み続けるつもりで購入する人が多いのですが、マンションの耐用年数の平均は46年です。短いものは40年程度で取り壊されるものがある一方、長いものでは90年住み続けられるものもあります。耐用年数は建設に使っているコンクリートの水とセメントの割合や、建物の軸となる鉄筋がどれだけコンクリートに保護されているかによって決まります。建設に使われるコンクリートは水とコンクリートの粉を混ぜて作られますが、この時水の割合が多いともろくなりやすいため年月がたつと壁などにヒビが入ってきます。また鉄筋を覆うコンクリートが薄いと雨水がしみこみ鉄筋が錆びやすくなるため早く建物が傷むようになるのです。


耐用年数の長いマンションを選ぶには住宅性能表示制度を参考にする方法があります。新築分譲マンションの多くがこの制度を利用しており、その中の劣化対策等級という項目をみると建物がどのくらい長持ちするかがわかります。等級1だと建築基準法に定められている項目が守られていますという事になり、等級2になると50年~60年もちますという事になります。等級3になると75年~90年持つように作られているという事なので、等級2や3のマンションを選ぶと自分だけではなく子供や孫も住めるような住居になります。またその他にも水道などの配管がコンクリートに埋まっていないかどうかもチェックする必要があります。配管類は修理や交感が必要な事もあるので簡単に取り替えられるようになっているところが良いと言えます。