私は兵庫県に住む41歳の洋裁師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
鉄筋コンクリートで建てられているマンションは、木造の一戸建てに比べると耐用年数が長いです。また、同じ鉄筋コンクリートで建てられているマンションでも、建物によって耐用年数が変わってきます。コンクリートと水のセメント比や鉄筋のかぶり厚さによって、建物の劣化に違いがでてきます。また、メンテナンスしやすいような設備になっていたり、配管類が大規模な修繕に備えてあるかないかも耐用年数にかかわってきます。入居後に定期的にメンテナンスが行われている建物は、長く住み続けることができます。しかし、大規模な修繕が必要な場合に、取り換えできない造りのものもあります。そのような場合は、建物を取り壊さなければならなくなります。
何十年も住宅ローンを支払って、支払が終わったら建物が寿命になって住むことができなくなってしまったということがないように、購入する前に建物の構造を確認しておくと良いです。コンクリートよりも寿命が短い排水管などの設備配管類が、取り換えができるような構造になっているかを確認します。コンクリートに設備配管類が埋め込まれていない構造は、傷んだ時に取り換えができるので耐用年数が長くなります。また新築の分譲マンションの場合、住宅性能表示制度を利用していることが多く、そのマンションがどのくらい長持ちするのかわかるようになっています。この性能評価書の劣化対策等級という項目の等級が高い物件ほど耐用年数が長くなります。