築30年以上の物件についての取引が増えているらしい。あと何年住めるのだろうか・・・(沖縄県/テニス選手/68歳/女性)

私は沖縄県に住む68歳のテニス選手です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数については、お住まいの方もご購入を考えている方も気になる点でしょう。しかし、築30年以上の物件についての取引が増えているのです。マンションの耐用年数は、前は30年といわれていました。この年数は、取り壊された物件の築年数の平均を取ったもので、実際の耐用年数とは異なりました。また、材質の向上や施行技術も進歩して、2000年からは、100年コンクリートといわれるものも登場しています。ここ数年では、200年住宅とも言われてきています。最新の研究では、耐用年数は、60年といわれています。築30年の物件でも、30年は住み続ける事ができるのです。また、1981年6月移行に建築確認を受けたものは、新耐震基準を満たしているので、大きな地震が起こっても人命に係わる倒壊は起こらないと考えられます。


マンションの耐用年数は年々長くなる傾向が有りますが、物件による事も事実です。お住まいの方は、耐震の検査や補修によるメンテナンスを行う必要があります。購入を検討されている方は、室内の設備機器の故障の有無を確認して、引き渡し後の1年間の保証をつけた検査保証サービスを利用する事もできます。従来は、見学会で購入者が確認する必要がありました。この制度を利用すれば、不動産会社が検査を行いますので、故障が有った場合は購入者が修理するのか、不動産屋が行うかを予め取り決められます。売却条件を良くする為に不動産屋が修理してから売却するか、購入者が安く購入して修理するかを判断できます。長く居住する為には、個々のマンションの状態を良く確認してから購入する必要があります。