築年数10年超のマンション管理組合の心得(群馬県/林業従事者/48歳/女性)

私は群馬県に住む48歳の林業従事者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションも築年数10年を超えてくると、そろそろ大規模修繕工事を意識しなければならなくなります。早い物件では10年目辺りから、どんなに遅くとも20年目辺りには大規模修繕工事を実施せざるを得なくなります。さて、余計なコストをかけずに大規模修繕工事を成功させるためには、管理組合の努力が最も重要です。管理会社に丸投げして成功させることは、極めて困難であることを初めに認識してください。皆さんの管理組合には、大規模修繕委員会などは既に設置されていますでしょうか。大規模修繕工事の直前になってから漸く設置される管理組合もありますが、そもそも大規模修繕工事は長期計画の工事になりますから、即席にわか委員会で太刀打ちできるようなような単純な問題では無いのです。


今回の大規模修繕工事では、どの部分にお金をかけ、どの部分にはあまりお金をかけないようにするのか、マンション管理士など専門家を起用した方が賢いのではないか、このようなシンプルな疑問でも良いのです。築年数が進んできたら大規模修繕委員会などを設置し、ご自分たちのマンションの将来を考えて真摯に議論を開始してください。また、中古マンションの資産価値を落とさないために管理の質を上げる、という意味においても、予めこのような準備委員会を設けて、管理組合が勉強してゆくことは非常に大切です。同時に、管理会社へ丸投げして余計なコストがかかってしまうことを防ぐ効果的な方法でもあります。是非とも、築年数が進んできたら大規模修繕委員会を立ち上げ、勉強を開始してください。自分たちの財布は自分たちでコントロールする、管理組合のこの心掛けが大規模修繕工事を成功に導きます。