築年数の古い中古マンションを狙ってみる(鳥取県/管理栄養士/75歳/男性)

僕は鳥取県に住む75歳の管理栄養士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古マンションの築年数の違いは、主に販売価格、金利・返済期間などの住宅ローンの借りやすさ、基本構造や性能など住宅としての造りのランナップ、維持管理状態などに表われてきます。自分に合う中古マンションを見分けるためには、まずは築年数ごとにどんな違いがあるのかを把握することが大切です。その中でも中古物件の購入希望者にとって、一番の関心事は何と言ってもその販売価格であることは、至極当然のことでしょう。それでは、築年数ごとの販売価格について以下に考察してみましょう。平米単価で見ると、中古マンションの成約価格は築年数が古くなれば、それに伴い低くなってゆきます。例えば築16年~20年ですと平米単価は28万円弱ですが、築26年~30年でも26万円強であり、大きな開きは見られません。


築31年超の物件となると、平米単価は24万円ほどになり築0年~5年の物件のおおよそ2分の1程度まで下がってきています。こうした数字で比較してみると、なるべく新しい物件で、かつ価格水準が下がり切った物件を探すのが有利である、と言うことができそうです。換言すれば、築16年~20年の物件が価格的に狙い目であるということになります。また中古マンション成約物件の築年数の比率も確認してみると、築16年以上の物件の比率が過半数の50%以上となっており、少々古くとも価格が下がり切って買いやすくなっている物件の成約率が高い、という実態が明らかとなります。以上は最近の首都圏の不動産流通市場調査の結果を踏まえた考察ですが、地方都市の中古マンションについても参考になると思われます。